こんにちは、舞妃です。
この記事では、TOEIC L&R で確実に点数を上げる方法について解説しています。
私は、タイトルにあるように留学経験なしでTOEIC955点(L:490, R465)を取得しています。
参考までに私のTOEICスコアの推移です。
2012年(大学卒業時点):715点
2015年(25歳):800点
2022年12月:775点
2023年1月:845点
2023年2月:890点
2023年3月①:880点
2023年3月②:890点
2023年5月:920点
2023年6月:955点
この記事ではTOEIC得点アップのためのマインドセット、具体的な勉強方法について書いています。
TOEICの点数を上げるマインドセット

まずは、TOEICの点数をアップさせるためのマインドセットについてです。
TOEICという試験をよく知るために、まずは受験してみる
TOEICを受けたことがない、5年以上受けていない方は、まずは受験してみるのをおすすめします。
試験で結果を出すためには、まずは敵を知ることが大事です。
大学受験でもなるべく早い段階で過去問を解き始めるのがポイントであるのと同じです。
現在のTOEIC試験のレベルを体感しましょう。
初めて受験される方は、リスニング問題の読まれる速さや、リーディングの時間が全く足りない〜ことがわかるはずです。
TOEICは回を重ねるごとに難しくなるテストです。
10年ぶりに受験された方は、問題の難易度、リスニング音源のスピード、長文の長さに驚くはず。
ということで、まずは最短で受験できるTOEIC試験を予約しましょう。
TOEICに全振りせよ。TOEICと関係のない勉強は全部やめる

TOEICの点数を本気でアップさせたいなら、TOEIC以外の勉強は一旦ぜーんぶ辞めます。
簿記やFP、韓国語も英会話も辞めてください。
大事なのでもう一度言います。英会話も辞めてください。
TOEIC L&Rは、スピーキングは一切ないので、英会話やっている時間は無駄です。
英会話でリスニング力を身につけられると考えている方もいると思いますが、TOEIC試験のリスニングは毎回特定の何人かの人物が話します。毎回同じ人たちが話すのです。ならば公式問題集で練習してその人たちの英語が聞けるようになれば良いのです。英会話教室でいろんな国籍の英語を聞き取れるようになるのは、TOEICで目標点数を取ったあとで良いのです。
まずはTOEICで目標点数を出してから、英会話に進みましょう。その方が人生の効率が良いです。
半年に1回受験する!は効果なし?6ヶ月連続で受験して、早く結果を出すと決意する

TOEICを半年に1回、1年に1回など実力測定のようにスパンをあけて受ける人がいます。しかし、それだと効率が悪いです。
半年後までに結果を出すと決めて、6ヶ月間毎月受けるべきです。
毎月受けるべき理由は3つあります。
まず1つ目、TOEICは難化傾向にあります。勉強して受け続けたとしても、試験の難易度が上がれば、点数を上げることは難しいです。
2つ目、TOEICは回によって、難易度に差があります。また、自分とその回の問題の相性もあるでしょう。なので、できるだけ試験をこなして、スコアを出すのです。毎月受けることで、PDCAを早く回せます。
3つ目、TOEICで点数を上げるにはかなりの努力が必要です。何年もモチベーションを持ち続けることは難しいので、半年で絶対に目標点を取ると決めて、短期集中で勉強する方がおすすめです。人生には、趣味や、家族・友人との時間など、TOEIC以外にも大事にしたい時間がありますよね。
以上の理由から、TOEICは6ヶ月間毎月受験して、半年後には目標点を達成すると決意すべきです。
ちなみに私は半年で900点を取ると決意してから、取得するのに7ヶ月かかりました。自分の予想より多めに時間がかかると仮定して、もし半年で目標点を絶対に取りたいなら、5ヶ月で取得するつもりで勉強するくらいでちょうど良いと思います。TOEICで点数を上げるのはそれくらい難しいからです。
TOEICで点数を上げる具体的な勉強法
では、ここからはTOEICで点数を上げるための具体的な勉強方法についてです。

公式問題集をひたすら解く
TOEICには多くの参考書が出ていますが、一番大事なのは公式問題集を解くことです。
TOEIC公式問題集は、TOEICの運営団体であるETSが出している公式教材です。公式教材が一番信頼できますし、傾向がつかめるためです。
どんな試験も試験傾向やクセがありますよね。TOEICもよく出る単語やパターンというのが山ほどあるのです。
古いものも買って、全制覇するくらいにやりこみましょう。

安くはないため、メルカリやブックオフでお得にゲットしてもいいかもですね。
リスニングに重点を置く。1日2時間をまずは2週間つづける。

リーディングより、リスニング問題の方が点数を取りやすいって、知っていましたか。
日本人はリスニングが苦手な人が多いので、リスニングの正答率を上げることがTOEICで点数を上げるコツなんです。
TOEICのリスニングは聞く練習をすればするほど、点数を上げられます。
だってTOEIC試験のリスニング登場人物は限られた人で、その大半は最新の公式問題集の音源にも登場しているから。
公式問題集に登場するイギリス人、カナダ人、アメリカ人、オーストラリア人の特徴を耳に覚えさせるのです。
簡単には聞けるようにはならないし、毎日30分とかだと甘いです。1日2時間ほど確保して、本気でやってみてください。それだけやれば、絶対に変わるから。
おすすめの単語帳。どうしても覚えられない単語はどうする?
参考書は公式問題集のみでOKですが、単語帳は必要です。
私のおすすめは、キクタンです。単語と一緒に文章例が掲載されているものがおすすめです。

単語=意味 で覚えても実際にその単語が他のどの単語と使われるか、他動詞自動詞なのか判別がつかないため、文章例を見ておくことが大事です。
どうしても覚えられない単語は、マイナスイメージ、プラスイメージで覚えます。(これは大学受験のときの塾の先生が教えてくれた)。この覚え方で通用しないときもあるんですが、(シチュエーションによって、マイナスの意味、プラスの意味と変わる単語もある)、プラマイどちらの意味かわかるだけでヒントになることがあります。
あとは少しアナログですが、デスクや日常生活でよく使う場所(トイレとか)目につくところにポストイットで貼るなどすると、イヤでも覚えると思います。
実力に合った勉強をする
これ本当に超大事で、現在500点以下の人が900点目標の人が読む単語帳をみても意味ないです。
中学英語に自信がない方は、中学英語に戻る、高校英語があやふやな方は、高校英文法から学習をはじめる。
公式問題集だけでOKと言いましたが、基礎力がまだ不足している方は、分厚い参考書じゃなくていいので、基礎的な文法学習書をやってみるのはいいと思います。
高校英文法の復習には、Gakken「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。改訂版」がおすすめです。
ポイントがまとまっているので、取り組みやすいです。
以前、以下の記事に書いているのですが、YouTubeは、ただよびのもりてつ先生の動画がおすすめです。
学習の質をあげる

私は25歳時点でTOEIC800点取っていたため、文法を分かった気になっていたし、長文も読めている気になっていましたが、900オーバーした今、改めて振り返ると、分かっているつもり・読めているつもりは、全然分かっていないし、読めていませんでした。
文法問題は、根拠を持って解答を説明できるくらいじゃないとダメです。
長文はなんとなく単語で話の流れがわかる、ではダメで、聞かれたら訳せるくらい理解している必要があります。
公式問題集を解いたあと、採点だけして、終わりにしていませんか。
間違えた問題は、答えを覚えて、はい終わりーになっていませんか?
正解した問題は、放置していませんか?
間違えた問題は解き方を復習して理解しましょう。
正解した問題もどうしてこの解答になるのか、自信を持って説明できないなら、解説を読んで、解き方を学ぶべきなんです。
ここまでしないと高得点は取れません。
難しい問題に正解しても、多く配点されない→1問でも多く解答する
TOEICって、問題ごとに採点の比重がないんです。
皆が正解できなかった問題を自分が正解したからといって、1問正解は1問として扱われます。
どの問題も平等。
つまり、全体のなかで、どれだけ正解できるか正答率が大事。
分からない問題に時間をかけてもあまり意味がないのです。
とにかく、どんどん解いて分かる問題をマークしていきましょう。
時間配分を決めておく。

リーディングは時間配分がものすごく大事です。
TOEICあるある:文法問題に時間がかかってしまって、長文問題が解きおわらない
この時間が足りないを極力少なくするため、あらかじめ各パートの時間配分を決めておくのが大事です。
私の場合、リーディング約75分のうち、以下のような時間配分で進めていました。
Part5(文法問題):10分
Part6(穴埋め):12分
Part7(長文):53分
です。
私自信、一つの問題を時間をかけて考えてしまうタイプなので、文法問題を10分で解くのは絶対無理と思っていたけれど、パッとみて分からない問題はサッと適当にマークしてしまって、次に進めるを意識して、なんとか10分で解く練習をしました。
どうしても時間配分がうまくできない方は、自分で決めた時間配分で公式問題集を解くシミュレーションをするのがおすすめです。
私はTOEIC受験前週の週末に、リーディング試験開始時刻と同時に公式問題集を解き、時間感覚を頭に覚えさせる感じでシミュレーションしていました。
あ、今⚪︎時△分だから、もうPart6に進んでいないとマズい。と定期的に時計を見て、解答スピードを上げる練習をするのです。
マークシート用ペンシルを使う
マークシート用のペンシルがあるのをご存知でしょうか。
このマークシート用ペンシルを使えば、普通のシャーペンよりマークが早く塗りつぶせます。
私は10年以上前に検索に出てきたTOEIC高得点者の方のブログで知って、使ってみたら、普通のシャーペンと塗りつぶすスピードが全然違ってマークが塗りやすくて、驚きました。

制限時間内に解き終わらない方は、ぜひマークシート用のペンシルを使ってみてください。
アマゾンで買えますよ〜!
まとめ
TOEICで確実に点数を上げる方法について、ご紹介しました。絶対に点数を上げたいなら、TOEICに全力投球し、なるべく早く欲しい結果を出すのがおすすめです。
その上で、公式問題集を解きまくって、問題傾向をつかみ、よく出てくる単語や表現を覚えましょう。
時間配分が鍵ですので、日頃から時間を計って問題を解くのも大切です。マークシート用ペンシルを使うだけでも、時短できるので解答スピードを改善できます。
お読みいただき、ありがとうございました。